夜はライブハウス?そんな本格的寿司店「ピープボークラブウエスト(五島市・福江島)」で寿司、海鮮丼を食べてみた!寿司屋と思えない派手さでテレビで紹介されたことも

寿司屋と思えない派手さ

岐宿町の役場のすぐ近くに、オープンして1年が経過したお寿司屋さんがあります。その店構えはとてもじゃないですが、お寿司屋さんとは思えない派手さです。昔は居酒屋だったそうですが、お店が閉まってだいぶ長い間使われてなかった店舗を、Uターンしたオーナーが格安で借りることができたそうです。その上、中も自由に手を加えて良いという契約を大家さんと取り付け、全て自分たち(オーナーとオーナーのお父さん)でお店を改装したそうです。トイレのドアの色もカラフルです。

外の看板の絵は、ドラマで出てきたアコウの木をイメージし、奥様の友人の奈良で活躍されているアーティストの方が描いたそうです。アコウの木は包容力があり、アコウの木の周りに人が集まるように、このお店も人が集まるようにという願いが込められているそうです。

本格的な寿司屋なのにドラムセット?

そんな感じのお店に入ると2人用テーブル席2つとカウンター席が4人が座れます。入り口を入って左は、本来、座敷の席の作りなのですが、そこにドーンとドラムセットが!このお店は音楽スタジオも兼ねており、週末の夜はバンド演奏がある居酒屋になるそうなのです。以前、所さんのダーツの旅で岐宿町が当たった時にテレビスタッフがこのお店を見つけ、「昼と夜でギャップのあるお店」として紹介されていました。でも本格的なお寿司屋さんですので、ご安心してください。

私も、なかなか踏み込めなかった領域のお店で、店内はロックがガンガンかかっているのかな?と思ったら、ランチの時間帯はクラシックが優雅にかかっていました。しかも私の好きな洋画のテーマ音楽ばかり。テレビは、ジャッキーチェンの映画が無音で流れており、一緒にきた私の主人が、もしかしてオーナーは同年代?と思っていたら、お店の奥から「いらっしゃいませ」と出てきたのは、なんと主人の同級生でした。高校を卒業して以来の再会だそうです。お互いにびっくりしていました。何という偶然。

握り寿司、海鮮丼、、、ん?ちゃんぽん?

さっそく主人は握り寿司、私は海鮮丼と、あと肉うどんを注文しました。先客の方は、「ちゃんぽん」を注文していました。

普通、お寿司屋さんで「ちゃんぽん」はなかなか出てこないですよね。「ちゃんぽん」があるなら気軽に来れますね。出てきた「ちゃんぽん」はなぜか?、天かすがたくさん入ってて一風変わったもの。食べてみるとしっかり「ちゃんぽん」とのことです。しかし、途中でポン酢をかけて食べてみてくださいと案内をしていました。味がすごく気になりますね。

お寿司と海鮮丼のネタを切りながら、同級生2人は五島高校時代の話で盛り上がっていました。オーナーは高校時代から友達同士でバンドを組み、ドラム担当だったそうで、同じ学年のなかで目立った存在だったそうです。高校卒業後は音楽の専門学校で音響の仕事に関する勉強をしながらバンドを続けたそうです。スカウトされプロの時代もあったそうですが、五島にライブハウス(スタジオ)を作りたい!という夢を実現するため、大阪で食の修行をした後、五島へ戻ってきてこのお店をオープンしたそうです。ということから居酒屋メニューを見ると、肉吸いなど、大阪の名物があります。「ちゃんぽん」もオーナーが大阪風にアレンジしたそうです。なぜか?お寿司はシャリが赤酢で、ネタに醤油が塗られてから出される江戸前寿司です。シャリは少なめでネタは大きいです。最後はアナゴを目の前でバーナーであぶるというパフォーマンスも見せてくれました。さすがバンドマン、見せ方わかっています。

海鮮丼はご飯が見えない

海鮮丼もネタがたくさん盛りつけされておりご飯が見えないほどです。ネタの切り方も薄く切るのではなく、長い角切りで、食べ応えがあります。ネタの下に刻みのりが入っているのも嬉しいですね。ご飯の量とネタの量が絶妙です。本当に美味しかったです。握り寿司もコスパも良かったです。

肉うどんは太いうどんで、出汁とお肉の味、天かすが加わり、大阪にきた気分を味わえました。 スープも残さずいただきました。SNSやお店情報に疎い主人はもっと早くこのお店に行ってればよかったと後悔していました。連絡先を交換して、また近いうちに寿司を食べに来ると約束しお店を出ました。ご馳走さまでした。

ピープボークラブウエスト
長崎県五島市岐宿町岐宿2863
TEL:090-5647-4238
ランチ営業時間:12:00~14:00
定休日:水曜日
公式サイトはこちら