本職は、「農業」。もともとは、大分からの五島市の農業研究生。合唱団という地元交流の雰囲気に惹かれて奥浦地区に移住。研修後から平飼い養鶏と田んぼを主といた循環型の農場をつくり養鶏のフンや食べ残しを肥料にして作物を育てて人間の食べるご飯の残飯を養鶏の餌にするという取り組みをしています。
当時直売所というものもなく朝市で採れた野菜やお米を販売していたそう。その後、古民家再生にも取り組み、地元住人の直売所兼交流の場となっています。古民家再生で「かたし」を2005年にオープンその後、壊れかけた牛小屋を改築し「木ノ口かたし」をオープン。(ランチは、毎週土曜日+予約制居酒屋)
木ノ口かたし
ランチ営業は、土曜日のみで営業しています。普段は、農業をされていて「うとん山農場」でとれたものや地元の食材を使ったランチが食べられます。
ランチメニューは、「かたしごはん」一種類。その他にも、手作りの肉まんや草餅。うとん山農場たまごを使ったプリン(350円)や季節のお菓子(180円)のおやつもあります。飲み物のセットメニューもありますよ。私のオススメは、息子さんが作る「お麩ラスク」です。一つ一つパッケージデザインがされていて今までの中のお気に入りは、「運動会の練習について」かな。可愛いデザインでたくさん買うお客さんもいて人気メニューの一つです。サクサクしていて美味しいですよ。お客さんの多くは、地元の常連さんで「地元の溜まり場」としても多くの交流があるそうです。
福江の町から奥浦方面へ車を走らせること10分程で到着します。道路沿いに木の口かたしという看板が見えてきます。そこを左折します。
看板のある広場が駐車場になっており、道路も運転しやすく駐車場も広いので比較的駐車がしやすいです。
歩いて1、2分ほどで右手に見える古民家風の建物が「木の口かたし」です。看板もあります。
横開きのドアをガラッと開けます。そこは直売所になっていて地元農家さんのつくる美味しい野菜やお米、果物が並びます。この時期は、ちょうど柑橘系のスイートスプリング。実がぎゅっとつまっており、甘くて美味しいです。私も毎年購入していて家族も大好きです。6玉も入っていて200円でした。破格すぎる…。
かたしのごはんを注文してみた
そして、中に進んでいくと「いらっしゃいませ〜」と明るく元気な声が聞こえてきます。「お久しぶりですね」「元気でしたか?」そうなんです。実は、私ももう何度も通っている常連の一人です。
この時期は、こたつや薪ストーブが用意されており、本当に近所の知り合い、もしくは親戚のお家に遊びに来たような錯覚に陥ります。ランチメニューである「かたしのごはん」を注文します。1食1000円です。小学生以下のお子様は、650円。おかずのみは、650円。お弁当は、750円(容器持ち込みで50円引き)、子供弁当は、600円。ドリンクもあります。農薬を使わず育てた紅茶や五島つばき茶ブレンドレモングラスティー、下田茶園さんのお抹茶風各それぞれ400円。
5分程で食事が運ばれてきました。今日のメニューは、サバ大根、みぞれサラダ、白菜さつまあげにんじんの煮物、大根の皮とちくわのきんぴら、さつまいもの春巻き、卵焼き、わさび菜おひたし、焼き大根の肉味噌餡掛け、味噌汁、ふじりんごのケーキです。
豪華ですね…。一つ一つ手作りでどれも丁寧に作られていて、これこそ贅沢なんだろうなと思います。五島って本当に美味しいものばかりで溢れていますよね。食べ物に感謝。
また、こちらで使用されている「たまご」は、うとん山農場でのたまごを使用しております。ご飯もこちらで作っているお米を使用しています。竈炊きの白米と圧力鍋炊きの古代米入り玄米を選べてなんとおかわり自由です!今回は、古代米入り玄米をセレクトしました。
五島の冬の時期の大根やさつまいもは、今、旬を迎えており、甘くてしっとりしています。煮物もお出汁が効いていてうとん山農場産たまごを使った「たまご焼き」もとっても美味しいです。
大根の皮を調理しようとは思ったこともないですが、これまた新発見!驚きました。五島の農家さんの作る家庭料理。こんな最高な事はありません!幸せを噛み締めながら一つ一つ大事に味わいました。営業時間も長めなのでゆっくり過ごす事が出来ました。またぜひ来店したいと思っています。
木ノ口かたし
長崎県五島市平蔵町2546
TEL:0959-73-5030
営業時間:土曜日のみ営業。11:00~17:00
公式Instagramはこちら
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